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自律神経失調症に鍼灸が効く!

更新日:2021年8月17日

皆さんこんにちは!皆さんは自律神経失調症というものをご存知でしょうか?



自律神経失調症はストレスなどが原因で、自律神経である交感神経副交感神経のバランスが崩れて出る様々な症状です。 自律神経失調症は、自律神経がストレスによって正常に機能しないことによって起こるさまざまな症状の総称です。



   また自律神経がバランスを崩すと、臓器にも悪影響を及ぼします。 胃酸が過剰に分泌され、胃の痛みや胸やけを感じる「神経性胃炎」、腸のぜん動運動に異常が生じて腹痛を伴う下痢や便秘が起こる「過敏性腸症候群」がこれに当たります。 また、突然浅く速い呼吸を繰り返す「過呼吸症候群」自律神経が乱れる原因とは? ストレスや生活習慣の乱れに要注意


そもそも自律神経とは?というお話です!


自律神経とは活動中活発になる『交感神経』とリラックス時に活発になる『副交感神経』

の2種類があり2種類の神経がどう作用するかによって、心や身体の調子は変わります。








          ストレス!が原因!?

ストレスを受け続けると交感神経が優位になり続けてしまうため、副交感神経とのバランスも崩れてしまいます。その結果、心身の不調を引き起こしやすくしてしまうのです。 人がストレスを感じる環境はさまざまで、人間関係や仕事のプレッシャー、緊張といったものだけでなく、過労やケガ、温度、音、光などが原因のストレスも、自律神経の乱れを引き起こしやすくします。何に対してストレスを感じるのかは個人差があるため、日頃から自分がストレスを感じやすいことを把握し、なるべくリラックスできる環境で生活することが大切です。



不規則な生活習慣


私たちの体は、規則的な生体リズムのもと、さまざまな器官がその役割を果たしています。しかし、慢性的な睡眠不足や栄養バランスの偏った食生活、昼夜逆転の生活といった不規則な生活習慣を送り続けてしまうと生体リズムが狂い、自律神経のバランスも乱れてしまいます。ストレスを軽減させるためにも、規則的な生活を送ることが大切です。


主な自律神経失調症の症状

基本的に自律神経失調症は病院に行っても異常がないと言われることが多いので

鍼治療はとても効果的です!




ではなぜ鍼灸治療が自律神経失調に効くのか?




鍼灸治療で自律神経失調症が改善する理由

その中でも鍼灸治療では、内臓や脊髄などの中枢神経の機能低下を改善し、交感神経と副交感神経のバランスを整えて体全体の血流の改善を働きかける事を主眼としています。 これはまさに、交感神経と副交感神経のバランスが乱れている自律神経失調症に適した治療だと言えるでしょう。


鍼灸治療は、基本的に自然治癒力を高める治療だと言われています。

人間の体は、弱ったところや悪いところがあると、体が本来の正常な状態に戻ろうとして、自分の力で治そうとする力を持っていると言われています。これを自然治癒力と言います。


鍼灸治療では、体の不調に効果があるとされるツボに鍼やお灸で刺激を与え、自然治癒力を高めて血液循環や内臓、免疫などの働きをその人本来の正常な状態に戻すように体に働きかけることで、体の不調を改善していくのです。


自律神経失調症/鍼灸治療レポート1 30代 女性 接客業

症状 息苦しさ 動悸 胸がつかえる感じ

現病歴

半年ほど前から症状が出現。

自然に症状が治ると思っていたが3か月過ぎても違和感が変わらず心配になり病院で診察を受ける。様々な検査を受けたがどこにも異常はなく医師からは身体の筋肉を緩める薬を処方されていた。その後も症状が改善しないで不安になり来院。


鑑別診断

頸部や肩甲骨周り、背中から下背部にかけて筋緊張が強く呼吸も浅い。

職場や家族との関係がうまく行っておらず精神的なストレスも強い。

腹部や腰部に冷えと硬さが見られた!

過度のストレスによる不安感と筋緊張による症状と判断!


治療法


頚部から肩部、背部の筋緊張の強い筋肉に対して単刺で刺激したあと、精神安定効果のある心包系のツボに刺鍼して深い呼吸ができるように腎系のツボにも刺激を。 1回目の鍼治療で苦しかった呼吸が治療後は呼吸がしやすくなり、胸の苦しさは軽減。 症状が緩和されてほっとした 2回目の治療は1週間後。呼吸が楽になり治療後はリラックスし、良く眠れるようになった様子。 その後の治療で初回の息苦しさや胸のつかえ感、胃のつかえ感の症状はすっかりなくなり、症状に対しての不安感もなくなった。

精神的ストレスは自律神経に影響を及ぼしさまざまなな症状が出現すること、鍼治療は自律神経バランスのの乱れを整える作用があることを説明し、症状改善後も1ヶ月に1回の治療を継続中。


自律神経失調症/鍼灸治療レポート2 50代 男性 運転手

症状 胃痛 胃のむかつき 胃がチクチクする

現病歴

半年以上前から症状が出現。食欲不振と胃痛があり病院に行ったところ逆流性食道炎と診断され薬を服用している。不安感も強く安定剤も服用している。

薬を飲んでも少しの間しか痛みが取れず段々と不安が強くなり鍼を試してみようと思い

来院。


鑑別診断

腰部から脊柱、頸部にかけて強い張り感があり特に右腰部から肩甲間部にかけて強い膨隆があり症状に関しての不安感がとても強い。

仕事でのストレスと胃のむかつきによるストレスがあり眠りも浅い。

食欲はあるがお粥などをメインで食べている。


治療法

背骨のきわに腰部から頸部にかけて異常な張りがあり特に右側脊際に強い膨隆が見られたので盤龍刺を行い背中全体を緩め自律神経を整えるように治療。

盤龍刺とは背中の筋肉の内側にある背骨の際に沿って打っていく。

背骨の際は神経節という自律神経の集まりが連なっている。

その出どころを調節することにより神経の流れをよくしやすくする!

これが実際の盤龍刺になります! 細い鍼なので全く痛くありません笑

その他には精神安定を図るツボや胃痛、胃のむかつきに効くツボを厳選し治療を行いました!

3度目の治療で胃痛は消失し、今まであったむかつき感も消えていきました。そこから不安感もなくなり不眠が治りました!

現在は目がチカチカするということで眼精疲労の治療を続けて行っています!






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