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膝に効く!膝関節筋って知ってますか?

1日1分でお手軽“膝痛”改善法


【結論】膝の痛みは“膝関節筋(ひざかんせつきん)”で改善せよ!



膝関節筋とは?


ほとんどの人が知らない⁉マイナー筋

 膝関節筋とは膝を構成する筋肉の一つなのですが知っている方が少ない非常にマイナーな筋肉です。

 この筋肉は、膝の関節包の張力をコントロールするという仕事があります! 

 なんじゃそりゃ!

 と思った方もいらっしゃると思うのでご説明していきたいと思います!



膝は関節包という袋に包まれている

 膝の関節は大部分を関節包という袋で包まれた形になっています。

 画像で見るとこんな感じ↓

 その袋が柔軟に伸び縮みすることで膝は円滑に曲がることができるんです! 

 そんな袋が伸びすぎて壊れてしまわないように張力をコントロールするための仕事をするのがこの膝関節筋なんです。



膝関節筋ってどこにあるの?

 膝関節筋はその名の通り膝関節の周りにあります。

 具体的に言うと膝小僧(膝蓋骨)の上10㎝付近の骨に一番近いところに存在します。

 こんな感じの筋肉です↓

 画像で見てみるとホントにちょびっと張り付いているような小さい筋肉ですよね!

 しかし、このちっちゃい筋肉が悪くなることで簡単に膝は痛くなってしまうんです。





なぜ膝関節筋が痛みの原因になるの?



筋肉は硬くなると滑らなくなる

 膝関節筋に限った話ではないですが、筋肉というものは硬くなってしまうと筋肉同士の滑りが悪くなり、その関節が保護している関節や、動きに対して異常をきたしてしまいます。

 例えば、油の切れたネジを回すようなイメージをしていただけるといいかもしれません。

 この場合ネジを回すための油の役割をするのが、血液や脂肪分なんです。

 この血液や脂肪分を円滑に筋肉に行きわたらせるために柔軟な筋肉であることが重要なんです!



滑りが悪いと痛みが起こる

 筋肉というのは筋膜という薄い膜に包まれています。

 皆さんも筋膜リリースという言葉や、筋膜はがしという言葉を最近では耳にすることが多いのではないでしょうか?

 筋膜同士の滑りが悪くなるとその筋肉の隙間を通っている神経や、実際に筋肉中を貫通するように通っている神経が圧迫を受けてしまいます

 基本的には神経とは圧迫を受けたところよりも遠位に症状を出しやすくなります。

 膝関節筋も同様に硬くなることでその遠位にある膝関節に影響をきたしてしまうんです。



滑走の問題だけではない⁉

 いままで筋肉の滑りの話をしてきましたが、膝関節筋にはほかにも仕事がありました。

 覚えていますか?

 先にも述べましたが、関節の張力をコントロールしているんです。

 つまり!

 この筋肉が滑りが悪くなり、固くなってしまった時に何が起こるかというと

 関節包自体の張力が強くなり関節がガッチガチ!

 という事態になってしまうわけです。



膝関節がガッチガチになると…

 皆さんの想像通り動かなくなりますよね( ;∀;)

 膝が柔軟に曲げ伸ばしできない状態で歩いているとジワジワと膝が痛んできます

 気が付いた時には膝に炎症を起こしたり、膝に水が溜まったり、膝の関節が変形を始めてしまっていたり・・・

 そうならないうちに適切なケアをしていきたいですね。





1日1分!膝関節筋をゆるゆるにする方法

簡単にできるので毎日の習慣にしてみてくださいね!


『膝関節筋(ひざかんせつきん)ほぐしのやり方


1.椅子などに座り、安全な状態で膝を伸ばしましょう!(長座でも可能です)















2.膝小僧(膝蓋骨)のから上に10㎝のところを狙って両親指を重ねておきます。















3.膝関節筋は奥深くにあるので手前にある筋肉(大腿直筋)を内側にグリッとずらします(この感覚が少し難しいかもしれません)















4.グリッとずらすと固いところがありますのでそこを強めに押し込みつつ上下に動かしましょう。(ポイントは押し込みながら動かすということ)















5.これをゆっくり10回1セットとして3セット行いましょう



 セット数の目安は下記の通り!

膝が痛い方は毎朝3セット!寝る前にも3セット

痛くないけど気になる方は寝る前に3セット




まとめ

 寒くなってきて膝痛を訴えている方が増えています。膝は放置しておくと変形性膝関節症や関節内水腫など大きなケガの要因となりますので早めのケアが必要です。

 今回ご紹介した膝関節筋はあまり臨床では診られないマイナーな筋肉なので、今まで聞いたことがないという人にはとても有効である可能性があります。お伝えしたのはあくまでセルフケアなので、もしこれを行い少しでも改善傾向にあるという方は一度ご相談いただけるとより正確な原因がわかると思いますのでご連絡をお願いいたします。

 皆様が少しでも楽に生活ができるように祈っております。

 それではまた!

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